震災ボランティア活動、気仙沼で始まり、気仙沼で一区切り
2012.08.13 Mondayかなりご無沙汰となってしまったブログでした、すみません。皆さん元気にしていらっしゃいましたか?ロンドン夏オリンピックも終了、夜中観戦が続いていた方も、これからは少し長めに睡眠が取れそうですね。今年は特に女性選手の活躍が目立ったような気がしてなりません。今後の日本が更に飛躍していく為には政治界もそうですが、女性達の活躍が鍵になるのかも・・・と考えるのは私だけではないかもしれませんね。






さて、東北での震災のあった3月より、不定期ではありますが活動を続けているボランティアグループに参加させていただき今日まで活動を続けて来ました。ブログにも以前書きましたが、初めて参加した時は医療関係のチームと合同し、気仙沼にて活動をさせていただきました。
NYにて勤めていた会社の先輩の故郷が気仙沼であった為、偶然にも最初の活動先が気仙沼になった時は、なにか引き寄せられる運命的なものを強く感じた事を覚えています。そして2回目からは友人から紹介された国際クリスチャングループKBF「東北24時間」に参加するようになり、石巻を中心に活動。途中からはサマリタンパースに加わり、浸水した家の一階部分の解体、洗浄などの仕事に従事し約17ヶ月。金曜日の夜出発し、土曜日に現地へ、活動を日中して24時間後には東京に戻ってくるというこの日帰りボランティア活動は、毎回参加者が異なっても本当に楽しいメンバーばかりでした。現地での被災者の方々との交流や、作業そのものもとても充実した体験でしたし、国際色が裕なグループという事もあり、災害、ボランティア活動、宗教、生活などなどいろいろな話や意見を参加者から聞く機会もありとても勉強になる活動でもありました。
日本人だけでなく、日本に住む外国からの方々、また海外に住む方々で日本の為になにかできればとかけつけてくだささった方々、そして現在でもいろいろ日本間との問題が多いのにもかかわらず奉仕精神が強い米軍の方々など、現地で必死に汗だくになって働いてくださる姿を目の当りに何度もし、本当に頭が下がり、そして感謝の気持ちでいっぱいになりました。自分の住む国、もしくは生まれ育った国や国の人に奉仕する事は当たり前であっても、国籍、宗教、文化を超え、人間として、そして同じ地球に住む仲間達として共に助け合う・・素敵な事ですよね。
まだまだ多くの問題が残っており、ボランティア活動も必要な現地ですが、仕事の関係で来月から週末に東京を離れる事が出来なくなる為、今回がKBFへの参加は最後になるかもと後ろ髪引かれる思いでした。今回偶然に気仙沼に行くという話をバスの中で聞き、誰かが「大丈夫、今回で現地活動の区切りにしてもよいですよ〜、また違った型で自分のできる事をしていきましょう、Kayさん。」と肩を叩いて言ってくださっている気がして、またまた強い運命を感じた次第です。
今回の活動後、今でも大型船が残る気仙沼鹿折地区を訪問する機会があり、写真を撮影してきました。上段は地震直後3月31日、そして下段17ヶ月後8月11日の写真です。撮影場所やアングルに違いもあり、質の良い写真ではありませんが、延々と瓦礫の山となっていた地区が綺麗に片付いている様子が見て取れると思います。






これからの被災地の再開発問題、そして被災者達のPTSDなどのこころのケア、自立していく為の衣食住、そして職の問題、そして新たな産業、ビジネス展開などまだまだ現地の問題は山積みです。多くの人を失ってしまったこの災害を、歴史上の悲惨な出来事という事だけで終わらせない為にも、今自分には何ができるのか、今大切な家族や友人の為に何ができるのか、自分の生まれた意味や生き方など、本当に大切な事を見直したいですね。
今回は運転手さんも含め23人の参加。その中でも兄弟1組、親子組が2組、ご夫婦が3組いらっしゃいました。家族で同じ目的を持ち、共にボランティアの時間を過ごすなんて、なんて素敵な事でしょう。旦那様が奥様を労ったり、親が子供を心配したり、そんな姿を目の当りにさせていただき心がとても温まり、優しい気持ちになれる区切りよい活動となりました。
また、機会があれば是非参加させていただきますね。
こちらをお読みになった方々で、是非現地での活動を考えていらっしゃる場合は下記facebookサイトをチエックしてみてくだいさね。クリスチャン組織ですが、勿論クリスチャンでない方でも大丈夫ですし、1人参加も大丈夫。今回は大学生の女性2名も1人参加していました。彼女達もとっても充実した時間を過ごした様子でした。現在、学生の方は無料(寄付は勿論ウエルカムです)、個人は8千円(高速代、バスレンタル代など)となります。活動内容はその都度違う内容となります。英語が話せなくても、話せても勿論大丈夫ですので安心して参加してみてくださいね。
http://www.facebook.com/KBF.Tohoku.Relief.Team
コメント
- Eri 2012/08/15 7:09 AM
- お疲れ様でした。
車中2泊の超ハードなスケジュールをよく続けてきたと頭が下がる気持ちで一杯です。
何もしない私が本当に恥ずかしくなります。
これからは支援の仕方は違って来るかもしれませんが、細く長く被災地の皆さんに寄り添っていけたら、それで十分かもしれませんね。
本当にお疲れ様でした。 - Kay 2012/08/15 2:01 PM
- Eriさんへ
ご無沙汰ブログに早速のコメント大変ありがとうございます。
超ハードという事は全くなくて、KBFはしっかりプロの運転手さん付きなので、作業参加のボランティアはかなり楽なんですよ。ほぼ毎回運転を担当してくださる方は既に50回以上このボランティアに参加しています。そしてこのボランティア活動の中心となったリーダーの方も。世の中には凄い方が存在しますよね。ちなみに車中は2泊でなく1泊だけなので24時間で全て終了、あっという間ですよ。
私はボランティアをしているというよりは、この17ヶ月逆にボランティアしてもらっているような・・被災者の方々からの心の温まる言葉や、強さ、貴重な体験談そして初めて会った仲間達と目標を一つ持ってもくもくと働く気持ちよさを体験できましたよ。
京都でも昨日の雨で浸水の被害が大きくあったそうですね。東北だけでなく、国内、そして世界各国いろいろなヘルプが必要となっている時代です。なんらかの型でお互いに小さなできる事していきましょうね。
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
recent comment
⇒ Kay (08/29)
⇒ Eri (08/28)
⇒ Kay (08/15)
⇒ Eri (08/15)
⇒ Kay (10/06)
⇒ satomi (10/06)
⇒ Kay (10/06)
⇒ Eri (10/06)
⇒ Kay (08/08)
⇒ いながの♪農♪ぼーい (08/07)