憎い孤独が愛おしい今・・・by  金原ひとみさん


東京新聞に『本音のコラム』というコーナーがあります。曜日によっていろいろな分野の方々が身近な出来事や気になる政治経済動向、事件などについて意見を述べており、いつも興味深く読ませていただいてます。

精神科医の齋藤学氏、ルポライターの鎌田慧氏、作家の佐藤優氏、大学教授の山口二郎氏などなど蒼々たるメンバーのコラムです。時にははかなり辛口の本音や全く賛成できない意見もあり『そこまで言わなくても〜』『えっ、それは違うでしょ』とつぶやきそうになったり、逆に『そうそう、まさにその一言が聞きたかったぁ〜』と深く頷いてしまう事もしばしばです。

8月26日(木曜日)はデビュー作『蛇にピアス』で芥川賞を受賞した小説家の金原ひとみさんによる『親』というタイトルの『本音のコラム』でした。以前に彼女のコラムを読んだ時は、物怖じしないとてもストレートな文章を書く人だなぁ〜という印象でした。ただなんとなく、彼女の自分は今迄1人で生きて来たんだから・・・というような気の強さが文章の全体を覆ってしまっているような感じも正直していました。

今回のコラムには子育てを通し、彼女の心の大きな変化を感じ取る事ができました。コラムからその一部を紹介しましょう。

『私は、自分が母になった事で、実家やママ友など、他人を必要とし始めたのを実感している。』
 
『女は子供を産むと変わると言うが、それは子供を育てるため、母として生きていくために必要な変化なのだ。孤独でいられなくなった今、かつては憎かった孤独が愛おしい。母になって失ったのは、孤独の快楽だ。』


自分を含めた独身の女友達と、家庭を持ち子供を育てている女友達を比べると、確かに金原さんの文書に重みを感じます。特に初めて新しい命を家族として迎えたクライアントさんを含む女性達を目の当たりにすると、子供を育てる底知れない大きな喜びと同時に、不安、責任、拘束なども重くのしかかる事は避けられない事実です。

そんな困った時や人の手を借りたい時にやはり頼りになるのは夫であり、親、兄弟、親戚、ご近所、そしてお友達だと思います、頼りになれる人は多ければ多い方がよいのでしょう。人との付き合いをおろそかにしているといざという時、信頼できる人がいなくなってしまいます。自分だけなら自己責任で済む場合もあるのかもしれませんが、家族、特に子供がいるとやはりよりよい人間関係、環境作りに努力するのは親としての本能だと思います。そしてまた子育てを通して人間は1人では生きてはいけないと痛烈に実感するのでしょう。

時には寂しく、孤独が憎い、それでも自由な独身生活がよいのか、それとも喜びの大きい家族生活、でも時には不自由で、束縛されてしまう親としての生活がよいのか・・・人それぞれの人生だとは思いますが、1つだけ言えるのは私の独身女性仲間の多くが孤独の快楽を捨ててでも、家族との生活を望む女性が圧倒的に多いのは確かのようです。







ひとり言ダイヤリー | 03:00 | comments(2) | trackbacks(0)

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