『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』著者鈴木康之氏


現役コピーライターの鈴木康之さんの作品。人を引きつける文章、ついつい最後まで読んでしまう吸い込まれるようなストーリー展開、目を引くキャッチコピーなど、ビジネス上でも、とても参考になる名作の数々をプロの目で紹介した本です。

紹介されている作品はどの文章もとても気に入っているのですが、ダントツなのは ASICSの創業者である鬼塚喜八郎さんの ころんだら、おきればよい『失敗の履歴書』という日本経済新聞に掲載された広告でした。広告には珍しく長文、そして文字数も多い作品ですが、鬼塚さんのサラリーマン生活からの転職、独立。スポーツに関係する靴屋スタートのきっかけと、その苦悩、そして成功。バスケシューズ、マラソンシューズとことんまで研究し、まっすぐに正直に生き続けた頑固な靴屋の親父の物語は広告文章なのに心にぐっときて、目頭が熱くなってくるほど。

このコピーライターは松木圭三さんという方。松木さん自身は鬼塚さんの秘書の方から彼の七転び八起きの波瀾万丈人生を聞き出したといいます。いいストーリーはいい語り手がいればなにもいらないという感じの広告です。

その他には『死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい。』というキャッチコピーからスタートする日本ペットフードの広告で児島令子さんの作品です。ペットフードのキャッチに死という文字は禁物のような感じもしないのではないのですが、あまりにもインパクトが強すぎでぐいぐいと感心を引っ張っていきます。

言葉、文章ってホントに凄いな〜って思います。勿論この言葉達に見合った商品、作品、内容だったりしなくてはどんなに宣伝がよくっても長続きはしないと思いますが、それでもまずは人を引きつけ呼び、感心を高める事でより多くの人たちに良いものを提供するきっかけを作り出すことができますね。

広告関係に興味のある方、コピーライターに興味のある方、またチラシや、広告の反応がなかなか悪くって・・・と悩んでいる方などは、この本からプロの発想を垣間みることで新しいアイデアが生まれるかもしれませんね。


本、映画の紹介 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0)

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