アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』


少し前になりますが、『大きなスクリーンで完成度の高い映画が観たい!』という突然の衝動にかられて久しぶりに映画に出かけてきました。子供頃から映画好きで、特にハリウッドの白黒作品に魅了され、当時映画で表現された美しく、面白く、正義溢れる、愛情表現豊なアメリカという国、そしてその生活に大きな憧れと夢を抱いたものでした。

あの頃の思いがなかなか抜けず、今でも映画というとなんとなくMaid in USAの作品を選択してしまいます。ただ、最近の米国映画はレディスデイを利用しての1,000円価値でも、『ん〜』と言葉に詰まってしまう程、不良作品が多い気がします。製作料金には糸目をつけず、人気俳優を出演させているのにもかかわらず・・・です。確かに映画、音楽、美術の世界も飽和状態にあり、新鮮さを見いだすことは難しいのかもしれませんが、やはり映画界の元締めであるアメリカにはがんばってほしいです。

という事で話しを戻しますが・・・

先日は観たい米作品が見つからず、選択したのは去年アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』でした。

後半の特殊メイクには多少無理があった事が残念ですが、飽きのこないストーリーとテンポのよい展開、そしてぐっと抑えた意味深いセリフの数々が詰まった脚本、そして俳優さん達の演技はすばらしかったと思います。

愛する人や家族を殺された過去を持つ被害者の残された家族、恋人や友人はその行為、そして犯人に対する怒り、悲しみ、空しさを日々感じながらその後どう生きていけるのか?いつになったらその苦しみから解放されるのか?犯人が逮捕されなかったり、無罪放免になったり、刑が軽い場合は・・・自分だったらどうする?いろいろと考えさせられました。

最近特に増えている、無差別殺人事件、虐待、ドメスティックバイオレンスなど犯罪がより身近になってきているだけに、犯罪被害者(遺族)の心身や生活のケアなどの社会的支援や、プライバシーの保護などはこれから私達1人1人が考えていくべき問題です。

強姦殺人事件で愛する妻を殺された夫が、刑事裁判所でこの事件の捜査を担当した主人公と会話する幾つかのシーンは重い場面ですがこの映画の見所でもあります。夫が事件のあった朝、妻が最後に入れてくれた紅茶がどんな紅茶だったか思い出せない・・少しずつ妻との記憶が薄れていくのが恐い・・・って淡々と語るシーンがあるのですが、感情を控えたその夫の口調や態度が、心の奥で絶えている、堪えている彼の妻に対する思いの強さや深さを感じさせ、胸が苦しくなるのです。そして、こういう場面やセリフがこの映画すご〜く多い。淡々とした感情を抑えた口調に逆に重みを感じ、またその言葉の裏に隠された深い真実が見え隠れして、辛く、苦しく、悲しく、空しさを更に強く感じてしまうのです。

状況が変化しても『変えられない本質』を持ち続けるいろいろな人間達の究極の選択、そしてその時の心理状態をとてもよく描いている気がしました。

そしてこの殺人事件という暗いテーマと同時に進行するのが『人間の愛』。男女の、友人との、そして家族間の愛です。特に主人公と上司の切ないでも温かく、熱い愛情がこの映画の明の部分でしょう。25年以上もお互いへの思いを抑え続けた2人もこの事件の真相を知る事で、大きな変化を迎えます。

このような映画では登場人物の表情、目などの表現を重視する為、やはり俳優さん達の演技力が問われます。主人公は勿論の事、被害者の夫役、同僚、犯人、そして上司役どの俳優さんもとても素晴しかったです。上司役のとっても綺麗な女優さんはなんと新人女優さんだそうです。あそこまで迫力ある演技ができる方が新人さんとは・・・脱帽です。

この映画お勧めです。

本、映画の紹介 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0)

『プレッシャス』〜あたしの幸せは、あたしが見つける〜

先日友人の誕生日にメールを送ったら、最近息子さんが高熱で痙攣をおこし、とても大変だったと言う話しを聞きました。『平穏の日々が一番幸せです。』という彼女の言葉に、親が子を思う底知れない深い愛情と、子を育てるという大きな役目を授かった親の責任の重さも感じ取れました。

最近では悲しい事に日本でもよく親が我が子を虐待し、怪我をさせたり、殺してしまったりと信じられない話しをよく耳にするようになりました。そんな究極な親子関係を描いた映画『プレシャス』を先日観てきました。この作品は今年のアカデミー作品賞や主演女優賞のノミネート作品ともなり、助演女優賞、脚色賞の2冠を獲得した作品です。

ストーリー:主人公プレシャスはニューヨークのハーレムに住む16歳の身体の大きな女の子。まだ少女である彼女なのに2人目の子供を既に妊娠中。そしてお腹の子供の父親は自分の父親。一緒に住む無職の母親は毎日プレシャスに辛く当り、罵声を浴びせ、暴力を奮っている。なんの希望も持てない状況の中、学校側にも妊娠が発覚し退学に。哀れに思った校長先生が紹介してくれたのはフリースクール。そのままの自分を受け入れてくれる教師、友人達との出会いはプレシャスに学ぶ事の喜び、愛し愛される事の喜びを教えてくれた。出産を期に、母が今迄なぜ自分に対して辛く当って来たのかその理由を解明する。愛する2人の子供達を引き取り、懸命に生きていく強い決意をかためたプレシャスの姿は希望に満ちていた。

久しぶりに重いヒューマンドラマを観た気がします。このお話は映画の中の話しですが、アメリカという国は夢大き国であると同時に、どうしてここまで極端な世界が存在するのだろうかと思う程、信じられないほど異常な、そして最悪な環境に育つ子供達が実際沢山います。守る側である親が我が子に対し虐待、レイプを重ねる行為を聞くと心臓を押しつぶされそうな苦しさと、胃を逆さまにされたような気持の悪さが襲ってきます。そして同時に『なぜ?』という大きな疑問が残ります。プレシャスの母が彼女に虐待の理由を語る場面がありますが、母もまた『愛する人から愛されたい』という強い思いが父親の異常な行為を見逃し、また『愛する人を我が子に奪われた』という憎しみが虐待という行為を生み出してしまったと。人を愛する行為がなぜ暴力、虐待、レイプに繋がってしまうのか、人間の心理の複雑さが生んでしまった不幸なのでしょうか。

この映画の主人公の名前『プレシャス』・・この名前のとおり、全ての命、子供達はとても貴重な存在。世の中にたった1つしか存在しない命。出来る限りの深い愛情の中で、温かく見守りながら育ててあげてほしいですね。

でも完璧な子育てなんて、誰だって出来ないですよね。人間だもの夜通し泣き止まない子、いやいや時期にさしかかった子、赤ちゃん戻りした子、偏頭痛で苦しんでいる時に甲高い声で叫ぶ子に対して、イライラしたり、怒鳴りたくなる事だってありますよね。もしも、もう限界、もしかしたら我が子を傷つけてしまいそう・・・そんなふうに感じた時は、自分を責め過ぎず周りにSOSの信号を発してほしい、そして助けを求めてほしいと思うのです。きっと、きっと同じような思いをした事のある親は沢山いると思うのです。

港区にも子供や家庭について相談したい方の窓口があります。下記は港区ポータルサイト。身近な人でなく第3者の人に、専門のカウンセラーに相談したいという方は是非利用してみてください。そしてたまには自分への時間も作り、疲れた身体だけでなく、心も労る機会を設けてあげてくださいね。

http://www.city.minato.tokyo.jp/kosodate/soudan/index.html

本、映画の紹介 | 01:27 | comments(0) | trackbacks(0)

超訳『ニーチェの言葉』by フリードリヒ・ニーチェ/白取春彦編訳

以前東京新聞のコラムの題材となり、最近ベストセラーとなった本『ニーチェの言葉』を購読しました。毎日じっくり少しづつ読んでみよう・・・と思っていたのですが、読み出したら止まらなくなってしまい、あっという間に読み切りました。

己、喜、生、心、友、世、人、愛、知、美についての言葉が、全部で232文書かれています。哲学者の言葉といっても、とても解りやすく、そして『生の哲学』と呼ばれるだけあって、1つ1つの言葉がぐいぐいと心の中に響き渡りました。

まえがきにあったように、なんとな〜く終わってしまっている日常の生活に『刺激とインスパイヤ』を与えてくれる材料がいっぱい詰まった宝本になっています。

ドキッとしたり、なるほど〜と思ったり、もしかしたら私も・・・と思ったり、いろいろと考えさせられる文や、ほっと安心させられる文、シャキッとさせられたり、身につまされるような文もありました。その中から幾つか紹介しましょう。

生について
今の人生を、もう一度そっくりそのまま
繰り返してもかまわないという生き方をしてみよ。
                   『ツァラトゥストラはかく語りき』より

美について
 『どこから来たか』ではなく、『どこへ行くか』が
最も重要で価値あることだ。栄誉は、その点から与えられる。
 どんな将来を目指しているのか。今を越えて、どこまで高くへ行こうとするのか。
どの道を切り拓き、何を創造していこうとするのか。
 過去にしがみついたり、下にいる人間と見比べて自分をほめたりするな。
夢を楽しそうに語るだけで、何もしなかったり、そこそこの現状に
満足してとどまったりするな。
 絶えず進め。より遠くへ。より高みを目指せ。

                   『ツァラトゥストラはかく語りき』より

知について
わたしたちが読むべき本とは、次のようなものだ。
読む前と読んだあとでは世界がまったくちがって見えるような本。
わたしたちをこの世の彼方へと連れさってくれる本。
読んだことでわたしたちの心が洗われたことに気づかせるような本。
新しい知恵と勇気を与えてくれる本。
愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。
                   『悦ばしき知識』より

己について
 どんな人にも一芸がある。その一芸は、その人だけのものだ。
 それを早くから知っていて、充分に生かして成功する人もいる。
自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。
 それを自分の力のみで見出す人もいる。世間の反応を見ながら、
自分の本領が何だろうかと模索し続ける人もいる。
 いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けていけば、
自分の一芸がわかってくるはずだ。
   
                 『人間的な、あまりに人間的な』より

いかがでしょう?100年以上も前に書かれた作品であるのに関わらず、とても新鮮に伝わってきます。この世に生きている人間への道徳が必要というニーチェの思想は、今も昔も変わらないのかもしれません。

こんな美しい思想を文章に残したニーチェ自身の晩年は、精神崩壊、狂気の果てという残念な最後でした。孤高の哲人だからこそ、自分自信の存在の重さに耐えられなくなってしまったのかもしれません。『死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう・・・・』と彼自身の言葉をそのまま優しく愛情豊かに伝え、愛で包み込んでくれる人がそばにいたら違っていたのかも・・・と思うのは私だけでしょうか。








本、映画の紹介 | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0)

『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』著者鈴木康之氏


現役コピーライターの鈴木康之さんの作品。人を引きつける文章、ついつい最後まで読んでしまう吸い込まれるようなストーリー展開、目を引くキャッチコピーなど、ビジネス上でも、とても参考になる名作の数々をプロの目で紹介した本です。

紹介されている作品はどの文章もとても気に入っているのですが、ダントツなのは ASICSの創業者である鬼塚喜八郎さんの ころんだら、おきればよい『失敗の履歴書』という日本経済新聞に掲載された広告でした。広告には珍しく長文、そして文字数も多い作品ですが、鬼塚さんのサラリーマン生活からの転職、独立。スポーツに関係する靴屋スタートのきっかけと、その苦悩、そして成功。バスケシューズ、マラソンシューズとことんまで研究し、まっすぐに正直に生き続けた頑固な靴屋の親父の物語は広告文章なのに心にぐっときて、目頭が熱くなってくるほど。

このコピーライターは松木圭三さんという方。松木さん自身は鬼塚さんの秘書の方から彼の七転び八起きの波瀾万丈人生を聞き出したといいます。いいストーリーはいい語り手がいればなにもいらないという感じの広告です。

その他には『死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい。』というキャッチコピーからスタートする日本ペットフードの広告で児島令子さんの作品です。ペットフードのキャッチに死という文字は禁物のような感じもしないのではないのですが、あまりにもインパクトが強すぎでぐいぐいと感心を引っ張っていきます。

言葉、文章ってホントに凄いな〜って思います。勿論この言葉達に見合った商品、作品、内容だったりしなくてはどんなに宣伝がよくっても長続きはしないと思いますが、それでもまずは人を引きつけ呼び、感心を高める事でより多くの人たちに良いものを提供するきっかけを作り出すことができますね。

広告関係に興味のある方、コピーライターに興味のある方、またチラシや、広告の反応がなかなか悪くって・・・と悩んでいる方などは、この本からプロの発想を垣間みることで新しいアイデアが生まれるかもしれませんね。


本、映画の紹介 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0)

働く女性は何度転んでも、立ち上がって強くなる!

NYを舞台にHBOが働く大人の女性達の本音を描いた作品" SEX AND THE CITY"より主人公キャリーがNYで働く女性の代表としてランウェイにモデルとして登場したシーンより、彼女の語りの部分を紹介しましょう。

かっこよくポーズを決めたかのように見えたキャリーはランウェイで転倒してしまいます。恥ずかしさと痛みをこらえるキャリーの上を、平然とした態度でスーパーモデル達は通り過ぎていきます。

I had a choice, I could sling off the runway and let my inner model die of shame or I could pick myself up flaws and all and finish.

sling off というのはあきらめる、やめるという意味 

このまま止めてしまうか、立ち上がるべきか・・・・ランウェイも人生と同じと考えたキャリーは・・・しっかりと立ち上がり、歩き始めます。

そんなキャリーに拍手と歓声がわき起こります。

And that just what I did because when real people fall down in life, they get right back up and keep on walking.

キャリーにとってはファッションモデルとしてのランウェイは人生と同じ。人間だから失敗もあり転ぶ事もあるけど、その度に強く立ち上がって、また歩き始めるだけ。

real people という言い方はちょっとスーパーモデルさん達に対しての皮肉混じった言い方でもあります。キャリーにとって、一般人にとってスーパーモデルさんはあまりにも unreal な人という事なのでしょう。綺麗すぎて、完璧すぎて人間でないみたいというのは褒め言葉としても取れなくないのですが、この場合は多少偏見まじりのジョークと言ってよさそうですね。









本、映画の紹介 | 01:09 | comments(0) | trackbacks(0)

働く女性に贈る61のヒント『幸せの作法』坂東眞理子さん著



幸福になりたいなら、
幸運を望んではいけない。
幸福は自分で、
少しずつ作り上げるもの。

すべての女性に贈る『幸せ』へのアドバイス。


こんなキャッチフレーズが書かれた本には、どうしても手が出てしまいます(笑)。多くの日本人女性は『今、幸せですか?』という質問に対し『はい』というはっきりとした返事が出来ない方が多いと言われています。だからといって『今、不幸ですか?』という質問に『はい』と答える人が多い訳ではないのです。

いったい自分にとっての幸せとは何であるのか?幸福でなく幸運に恵まれない自分を『幸せでない人間』と勘違いしてはいないだろうか?そんないろいろな疑問にヒントと答えを出すきっかけを与えてくれる内容となっています。

実際に書かれている内容は、どこかで前に聞いた事があったり、読んだ事があったりする内容ではありますが、働く女性が突き当たる数々の壁に対してどのように向合ったらよいのか、人間関係、仕事とプライベートの両立、仕事に向う姿勢などわかりやすく書かれ、あらためて自分を振り返り、見直し、今後どのように行動するべきかを考えさせてくれます。

特に母親となってもお仕事を続けていらっしゃる方々に対して書かれた章がありますが、必読です。ちょとほっとする内容が書かれていますので是非目を通してみてください。

本、映画の紹介 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0)

Newsweek 日本版『映画ザ・ベスト300』完全保存版



日本版ニューズウイークが完全保存版として出版した『The Best 300』を今日は取り上げてみましょう。

名作映画ベスト300を取り上げているのですが、選択方法はニューズウィークの映画評論家デービッド・アンセン氏が選ぶベスト100点、ハリウッドの業界関係者が選んだベスト100点を統合して300点のベスト映画をセレクトしています。

映画の上位選択というのは個人的な好みがかなり強く出てしまう為、どうしてもばらつきが出てしまい絞り込むのは難しいそうで、今回は300点という数字にし、範囲を広げたそうです。

今回はその中のベスト10を掲載してみましょう。皆さんまだ観ていない映画があったら、是非一度観賞し、自分のベスト10と比べてみてくださいね。

1位 市民ケーン:まだ24歳だったオーソン・ウェルズ氏の処女作。監督、製作、脚本、主演を務めた作品であり、実在する新聞王ハースト氏の生涯をスキャンダラスに描いた作品

2位 ゴッドファーザー:イタリア系アメリカ人マフィア家族の成功と挫折を描いた作品。フランシス・コッポラ監督、マーロン・ブランドー、アル・パチーノ、ロバート・デニーロ主演作品

3位 カサブランカ:モロッコのカサブランカを舞台にした戦時中の恋物語。ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマン主演作品。

4位 レイジング・ブル:実在するブロンクスのプロボクサー、ジェイク・ラモッタの人生描く。ロバート・デニーロ主演作品。ボクサーとしての鍛えられた肉体美から引退後の肥満体型の表現までを徹底して演技したデニーロの役作りが伝説となった作品。

5位 雨に唄えば:サイレント映画からトーキー映画に移る時代を描いたコメディーミュージカル。ジーン・ケリーが雨の中で、"Singing in the rain"を歌いながら傘を片手にタップダンスを踊るシーンが最高。

6位 風と共に去りぬ:マーガレット・ミッチェル原作、アメリカ南北戦争時代の南部名家出身、美しく、気の強いスカーレット・オハラの半生を描いた作品。クラーク・ゲーブル、ビビアン・リー主演。

7位 アラビアのロレンス:実在のイギリス陸軍将校、トマス・エドワード・ロレンスが率いた、アラブ反乱を描いた歴史戦争映画。ピーター・オトゥール主演。

8位 シンドラーのリスト:第2次世界大戦中のドイツによるユダヤ人の虐殺中、ナチス党員のオスカー・シンドラーが多くのユダヤ人の命を救った実話を描く。スティーブン・スピルバーグ監督作品

9位 めまい:アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス名作の1つ。『めまいショット』と呼ばれる床が落ちるように撮影したシーンが大変有名。

10位 オズの魔法使い:不思議な国オズに竜巻で飛ばされてしまった女の子ドロシーの冒険を描いたミュージカル作品。ジュディ・ガーランド主演。
    

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忠犬ハチ公ハリウッド版『HACHI』

レディ―スデイ深夜上映を利用して六本木ヒルズの映画館に"HACHI"を観てきました。この物語はご存知渋谷駅の銅像にもなっている忠犬ハチ公の実話をモデルにしたハリウッド版での映画です。

あらすじ:迷子になった子犬をベッドリッジ駅で保護したパーカー教授は、その愛くるしい表情としぐさに、深い愛おしさを感じ手放せなくなっていく。同僚から子犬は日本の秋田犬で首輪のタグから『八-HACHI』という名前と知る。パーカー教授より愛情豊かに育てられたハチは、その愛情に答えるように、毎晩同じ時間にベッドリッジ駅前にパーカー教授を迎えに現れていた。ある日突然に迎えの時間に現れなくなったパーカー教授。ハチは知ってか、知らずかパーカー教授が亡くなった後も一途に、毎晩主人の帰りを待つ為駅前に現れるのだった。

リチャード・ギアをはじめとする、名の知れた俳優さん達が出演している映画ですが、やっぱりこの映画の主人公は『ハチ』。ネイチャーフィルムでなく、勿論訓練された動物の演技なのですが、これがやっぱり凄い!とても静かな感情の表現を演じる犬達の姿は、じわじわとした熱い思いを人間の心に残します。

実際にはハチを演じた子犬は柴犬を使用し、そしてそれぞれの年代の成長したハチを3匹の秋田犬が演じたそうです。彼らの名演技は他の有名俳優さん達も脱帽だった・・・というのも映画を観て納得です。

秋田犬は、他の犬と違い人間を喜ばす事にはあまり興味がないそうで、独立心も高いそうです。好き嫌いがとてもはっきりしているので、彼らに気に入られると、とことこん忠実に深い愛情を注ぐ犬だそうです。

待つというシンプルな行為で、真の愛情を表現した『ハチ』。複雑化してしまった社会に住む私達人間の心に、この動物のピュアな愛情が最近より鋭く、強く心に響く理由は、きっと今の私達が一番必要としている愛の姿だからなのかもしれませんね。

映画そのものは決して上級作品ではありませんが、このハチの演技は必見です。そして最近泣きたいけど、なかなかおもいっきり泣けないでいる方にお勧めの作品です。

本、映画の紹介 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0)

メリルストリープ主演 "....first do no harm"



ちょっと古いの映画になりますが、メリル・ストリープが主演し、その真に迫る熱演で話題になった作品 "...first do no harm" を紹介しましょう。

この映画は実話を基にしています。突然発病した癲癇の発作と日々闘う幼い男の子と、彼の病気を見守りながら生活する母、父、兄弟、そして友人達と医療現場で治療に携わる医師達を描いています。

息子が発病してから、病院の医師の指示に従い薬剤による治療を続けますが、発作もおさまる事がなく、逆に薬の副作用で息子の心身は弱り果てていきます。母親役であるメリルストリープは自ら、薬付けの治療に疑問を持ち、単独でリサーチを始め、食事療法であるケトン食療法の可能性に望みを見いだします。

科学的な理屈付けや、信頼性もまだないケトン食療法に反対の専門医達は、発作を止めるには脳外科手術する方法しかないと両親に告げます。しかし、どうしても納得がいかない母親と家族は、協力し合い息子をジョンホプキンズ病院のケトン食療法を行なえるよう手配し、息子はこの療法により長い間苦しみ続けた癲癇の発作、薬から解放され元気になります。

ケトン食療法のような代替治療に関しては現在でも賛否両論ありますが、今も昔も子供の健康、幸せを願うのはどの国の親もきっと同じ。息子の病気、そしてその苦しみが減り、少しでも良い方向に向くのであればありとあらゆる方法を試してあげたい・・・と思うのは母親そして家族として当たり前の事だと思います。

映画のタイトルが『誤診』という名前になっているので、少し誤解を招いてしまいますが、医師団は誤診をした訳ではなく、医師側と家族側で治療方針に対し誤差が生じたという事です。勿論、専門家の意見は大切ですが、セカンドオピニオンを得たり、身体に害の少ない、可能性のある治療を試してみたいという家族の気持ちや意志、治療の選択の自由はあるべきだと思います(勿論親であっても子供の人権を無視しり、虐待ケースは許せませんが・・)。

そして、こういった代替治療が存在する場合は、医師側も頭から否定するのではなく、なぜ否定するのか、危険があるのであれば手術を選択する危険性とはどう違うのか?統計により把握できるものはあるのか?それぞれの治療での成功例、失敗例、そして実際に治療を行なった人の話しを聞いてみる機会を与えたり、専門の団体を紹介したりしてみてもよいのではないかと思います。

治療は患者の病気、怪我を治す為の手段であり、医師の能力や治療法を競い合ったりする物では決してないはずです。西洋医学、東洋医学、代替治療、まずは患者の心と身体の事を一番に考えてほしいですね。

本、映画の紹介 | 00:35 | comments(0) | trackbacks(0)

『名言力、人生を変えるためのすごい言葉』著者by大山くまお氏



会社から解雇され、住居も亡くし全てに自信を失ってしまった時、最愛の人が事故や病気で亡くし寂しさから抜けられないで時、自分の夢の実現の為、長年勤めた会社を辞め留学すべきか悩んでいる時など、皆さんにも迷いの時、人生の分岐点が沢山あった事と思います。

そんな時、友人や親からの一言、読んだ雑誌のコメントや本のシンプルな一節が心に強く響き、自分の人生の方向が見えてきたり、気分がとても軽くなったりした事はありませんか?

近親を亡くした私に、秋田の友人の1人が相田みつをさんの詩集を送ってくれた事がありました。友人の優しい心遣いに心が癒されたと同時に、相田さんのシンプルな、そして自由な心の表現がとても心に響き、救われたのを思い出します。

今日はそんな心に響く名言を集めた本を紹介しましょう。

章が仕事に効く名言、人間関係/コミュニケーションに効く名言、恋愛/結婚に効く名言、お金/運/人生に効く名言の4セクションに分かれているので、その時々の状況によって読んでみるのもよいでしょう。

私のお気に入りの名言はいつも優しく思いやりを持ちながらも、厳しく人生に喝を入れてくれる瀬戸内寂聴さんの下記の言葉です。

『世の中は大きな編み物と思ってください。編み物は一目一目編んで行きます。編み物の目が、右の目と左の目と、上の目と下の目と、ずっと繋がっているから次から次へと繋がって、暖かいマフラーや素敵なテーブル掛けになるのです。あなたはその編み物の一目なのです。虫に食われたりしたら大変です。上下左右たくさんの編み目に迷惑をかけてしまう。小さくても自分がしっかりとした一目でいること。小さくてもあなたの存在は大切なのです。しっかりしなさい。』


人の健康に携わるセラピストの1人として、選挙権を持つ1人の日本人として、地球に住む1人の人間として『小さくても自分の存在は大切なんだ、しっかりしなくっちゃ』って心が引き締まる言葉です。

自分の好きな名言、是非探してみてください。

本、映画の紹介 | 19:26 | comments(2) | trackbacks(0)

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